今年の夏に控えている参院選。立憲民主党が、その比例代表候補の目玉候補の一人に、漫才師のおしどりマコ氏(43)を擁立することを決定したのは、昨年9月29日のことだった。社会部記者が話す。
「枝野幸男代表が9月30日の党大会で『野党第一党として政権の選択肢となり、遠からず政権を担う』と演説したように、立憲民主党は来年夏の参院選比例代表に20人以上の候補を擁立する方針です。その目玉候補の一人として、おしどりマコ氏の名前があがりました」
この発表を受けてネット上では「放射能デマを垂れ流したマコだけはヤメて!」「(立憲民主党の)支持者ヤメます」など、その大半が反対の意見で大炎上状態となった。週刊誌編集者が話す。
「一番問題視されているのが12年の『週刊文春』に寄稿した郡山の4歳と7歳児に甲状腺がんの疑いがあるという記事でしょう。のちに取材対象者である医師から抗議を受けて、当時はかなり物議を醸しました」
そもそも芸人・おしどりマコ氏はどういう人物なのか。お笑い関係者が語る。
「03年に『おしどり』を結成した吉本興業所属の音曲漫才コンビです。マコさんと相方の方のケンさんは夫婦で、マコさんのアコーディオンに合わせてケンさんが針金アートなどを見せるというもの。漫才協会にも入会していて、浅草の舞台でも活躍されています」
その一方で、原発事故以降、東京電力の記者会見に精力的に通い、メディアに発信し続けてきたマコ氏は、衆院選の投開票日の昨年10月22日には次のようなツイートをしている。
〈本当は野党第1党は共産党が良かったです。立憲民主党は支持するけど、枝野さんとか、どうしても支持できないし〉
擁立について枝野氏は「いずれの候補も党の考えを体現する人たち」とコメントしていたが、はたして、大丈夫なのだろうか?