やはり本音は悔しい!?
12月30日に「第59回日本レコード大賞」が発表され、乃木坂46がグループ結成から6年4カ月で初の大賞受賞となった。大賞曲となった楽曲「インフルエンサー」は初のミリオンセールスを達成。さらに写真集の年間売り上げも今世紀最大売り上げを記録した白石の2nd写真集「パスポート」を筆頭に、乃木坂関連の写真集がベスト10以内に6作もランクインするなど、乃木坂の大躍進が見られた1年だっただけに、満場一致の受賞だっただろう。
「AKBの魅力を詰め込んだ月刊新聞を発行する『月刊AKB48グループ新聞』の発行元である日刊スポーツも、乃木坂のレコ大受賞後には〈来年レコ大乃木坂vs欅坂か 「坂道」黄金時代到来へ〉といった見出しで、次のレコード大賞は坂道グループによる大賞争いになると予想するなど坂道グループの勢いは本物でしょう」(アイドル誌ライター)
念願の初受賞に白石麻衣や西野七瀬らメンバーの涙する姿が確認されたが、視聴者は公式ライバルのAKB48グループの反応にも注目していたようだ。優秀作品賞を受賞したAKB48だが、大賞で乃木坂の名前が発表された瞬間に渡辺麻友や指原莉乃(HKT48)がカメラに抜かれると、年内で卒業を発表している渡辺は清々しい笑顔で乃木坂へ拍手を送っているのに対し、指原はやや悔しさをにじませているように見えた。
また、AKBグループ総監督の横山由依も拍手はしているものの、表情は涙をこらえるのに必死な感じでした。その他にも涙するメンバーが確認できていたこともあり、視聴者からは「指原がムスッとしているように見えた」「AKBは相当悔しいだろうな」「この指原の反応こそがライバルのあるべき形だろう」といった声が上がっていた。
「共にアイドルブームを引っ張る最強のライバルの快挙は素直に祝福してあげたい気持ちはあるでしょうが、やはり本音は悔しいでしょうね。ですが、ここでAKBグループ全メンバーが笑顔で拍手を送り、誰も危機感を感じないようだと、それこそ時代はさらに坂道に傾いてしまう。大賞発表後にはAKBメンバー同士でかなり濃密な話し合いをしていたようですね。AKBの黄金時代は前田敦子や大島優子ら偉大なOGあってのものと割り切り、今後奮起していくためには意味がある涙でしょう」(アイドル誌ライター)
今後、乃木坂の時代になるのか、AKBの逆襲が見られるのか。どちらに転ぶにしろターニングポイントになることは間違いないだろう。ライバルの躍進を受け、今後どう成長するのか注目していきたい。
(石田安竹)