今は大の仲良しだが、結成当初は苦手意識があった…かつては不仲だったという組み合わせはどこの人気アイドルグループにも意外に多い。
AKB48を支える主力メンバーで数少ない一期生メンバーでもある、AKB48グループ総監督の高橋みなみと小嶋陽菜も“元不仲ペア”の1つ。先月30日に放送されたAKB48の冠バラエティ番組「有吉AKB共和国」(TBS系)で、小嶋は高橋との関係について「最初は良くなかった。絶対合わないと思っていたから、スゴイ距離が遠かった」と振り返っている。
その状態のまま、小嶋と高橋と峯岸みなみによる3人組ユニット「ノースリーブス」が結成されることになり、そこからお互いに仲良くしなければという意識が芽生えたという。峯岸によれば「タクシーを3人で乗るにしても私が絶対真ん中じゃなきゃダメだった」と当時の苦労を打ち明けている。それ以外にも3人での会話を上手く回すなど、峯岸の苦労の甲斐あって、不仲は解消。次第に2人で遊びいくまでの打ち解けた仲へと発展していったという。
モーニング娘。に同期として03年に加入し、10年以上の歳月を共に過ごしたOGの田中れいなと道重さゆみも互いに苦手意識があったと語った。田中の卒業コンサートでのMCで田中は「一番はじめは、さゆのことあんまり好きじゃなかった」とブチまけるも、それに対して道重も「そうそう。わたしも普通だった。いてもいなくてもいいみたいな‥‥」と爆弾発言返しをして、会場は笑いの渦に包まれた。だが、グループでの活動を通して次第に距離を縮めていき、今ではモー娘。を支えた良き戦友として互いを認め合っている。
また、ももクロの有安杏果もグループで1人だけ加入時期が違うため、最初はうまくなじめていなかったようだが、徐々にそれも解消されているようだ。
その他でも、乃木坂46の西野七瀬と秋元真夏は1年近く口を利いていなかったが、コンサートでのVTRで西野が秋元にサプライズでメッセージを送り、舞台裏で2人が抱擁してわだかまりがなくなっている。2人の不仲はファンの間では有名だったため、そのメッセージを受けて多くのファンたちが涙を流しながら歓声をあげて喜んだ。
こういった前例は他にもある。ファンたちにはたとえ今この瞬間、明らかに不仲なメンバーたちがいて不安を感じたとしても、長いアイドル生活で「いつか和解する日がきっとくるはず」と信じて、温かく見守ってほしいところだ。
(石田安竹)