初場所が始まってもいまだくすぶる貴乃花親方VS相撲協会の全面戦争。初場所後の理事選で、バトルの第2ラウンド入りすることは必至だが、ここまで孤軍奮闘、あくまで協会とは与せず改革を急進しようとする貴乃花親方の胸中に去来するのは何か。実は、貴乃花親方の胸のうちには、その実現に執念を燃やす「革命的」とも言える角界の仰天改革プランがあったのだ。
スポーツ紙相撲キャップが語る。
「『理事解任』の処分を受けたとはいえ、初場所後の2月には理事選が控えており、貴乃花親方は出馬すれば理事に返り咲くことは確実です。つまり、今回の処分は実質1カ月しか有効でない“温情処分”とも言えます。しかし、処分が決定する前の貴乃花親方は『いざとなれば出るところに出るだけ』と民事裁判で戦うことも想定していた。というのも、処分としては軽くても仮に『業務停止処分』が下っていれば、この理事選に出馬できなくなるおそれがあったからです」
あくまで徹底抗戦の構えを崩さない貴乃花親方だが、一連の騒動で特に許せないと敵視しているのが“モンゴル力士互助会”の存在なのだという。
「貴乃花親方がもっとも問題視しているのはやはり、モンゴル力士。モンゴル人力士同士の“馴れ合いの関係”に異議を唱えているんです」(前出・キャップ)
そして今なおガチンコ相撲を貫き通す貴乃花親方と八角信芳理事長(54)との対立は修羅のごとく根深く、その背景には、貴乃花親方が目指す「相撲革命」ともいうべき理想像があるというのである。1月16日発売のアサヒ芸能1月25日号でその詳細をレポートしているが、協会トップと改革派親方の壮絶バトルからますます目が離せない。