2018年が明けるとすぐに放送された「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)でのウーマンラッシュアワー・村本大輔の発言の波紋がいまだに収まらない。スタジオの村本は「非武装中立」を訴えたうえ、自衛隊についても「武器を持たなくていいと思っている」と発言。さらには「尖閣諸島は中国に取られてもいい」「もともと沖縄は中国から取ったもの」といった趣旨の発言を連発した。これらの発言に共演者から村本に対する非難が大噴出。東京大学大学院の井上達夫教授が「無知を恥じなさい!」と一喝する場面もあった。放送後、ネット上でも激しい非難にさらされている村本だが、業界内ではこんな意外な見方もあるのだ。
「番組的には極めてオイシイ内容だったんじゃないですか」と語るのはテレビ関係者。続けてこう話す。
「発言への批判はともかく、今回の炎上騒動で興味を持ち、今後、また『朝生』に村本さんが出るとなれば、今度はどんなふうに番組をかき回してくれるのかという興味で、観る人は結構いると思いますよ。村本さんを叱ったことで、井上教授の知名度も格段に上がりました。まさに朝生にとっては村本さんサマサマの展開なんです」
同番組での村本について「業界内では『今後、レギュラー扱いになる』という見方が強い」と語るこの関係者は、「“さらに上の立場”に就く可能性もあるのでは」というのだ。その立場とは──。
「ズバリ“田原総一朗さんの後継”として司会を務めるということです。確かに村本さんは勉強不足の感が否めませんが、そんな彼に対して、出演者全員がレクチャーする構成も面白い。いつか“朝ナマの顔”となってもおかしくないと思います」
何と「ポスト田原総一朗」として急浮上しているという村本。今後も“炎上発言”から目が離せないようだ。