ウーマンラッシュアワーといえば、芸能界を引退した島田紳助が“M-1グランプリ”の最高責任者を務めていたころに大絶賛したスーパー漫才師。「THE MANZAI 2013」で優勝したことで、その実力が一気に知れわたった。
村本大輔の剛速球漫才が特徴的だが、彼はかなりクセ者。完璧主義がゆえに、現在の相方・中川パラダイスに出会うまでは、相方を10回も替えている。演芸雑誌の元編集長はいう。
「それも、およそ8年で10人ですから、いかに長続きしないか。しかも、その相方は解散後、ほぼ全員が芸人を辞めています。村本と出会って、人間不信になったのではないかといわれました。よしもと(クリエイティブ・エージェンシー)ではかつて、“芸人にもっとも嫌われている芸人”として有名でした」
売れてからは、炎上芸人としても名を馳せた。ツイッターを活用したその商法は、彼のお得意。一般人に噛みつき、ケンカをする。その顛末も、ツイートする。その繰り返しだ。
「ある時期、既婚女性が好きだというツイートを意図的にあげたら、フェイスブックを通じて、“一夜だけでもいい”というメッセージが届いたそうです。2人と同時進行しようと思い、メッセージを送信したのですが、双方への返信を間違って送ってしまい、よしもとを訴えると脅される始末。最終的には、2人を無料でライブに招待するという形で手を打ちました。最近はLINEのIDを紙に書いて教えてもらうことが増え、タイプの子の紙は端を折ってから、ポケットに入れるそうです」(前出・元編集長)
特定の彼女ではなく、ファンに手を出すほうがラクという考えを公言する村本。1周回ってカッコいい!?
(北村ともこ)