まもなく開幕を迎える平昌五輪。各競技の冬季五輪メダリストなど取材陣も続々現地入りを始めている。しかし、昨年4月に引退を発表した浅田真央を五輪関連ではとんと見かけない。確かにフィギュアスケートでは高橋大輔をはじめ、ワイドショーでコメントしている村上佳菜子まで、ソチ五輪で活躍した選手がこぞって平昌五輪の報道に関わっているが、浅田はイベントのゲストとして登場し、五輪選手へのエールを求められるくらいでしか平昌五輪に関わりを持っていないように見える。
2月1日にも、ロシアのスケート選手団が直前合宿をしている新潟で開催されている「美しき氷上の妖精 浅田真央展」に登場し、ファンにチョコレートを配ったと報じられたが…。
「自分が目指していた平昌五輪ですから、やはり浅田としては複雑な心境でしょう。引退して1年も経たないうちに、“部外者”として五輪に臨む気持ちにはなれなくて当然。一時は、韓国がキム・ヨナと浅田真央の共演パフォーマンスを打診してきたと言いますし、各局とも浅田が出れば高視聴率間違いなしですから、オファーがないわけはありません。それでも静観しているのは、引退会見では吹っ切れたとは言いつつも、複雑な思いがあるからこそ。しばらくはそっとしてあげてほしいですね」(スポーツライター)
気持ちの整理がついたら、後輩たちの演技を解説、あるいは直接指導したりと、新たな輝きを放つ「浅田真央」の姿を見せてほしいものだ。
(芝公子)