2月16日に放送された「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に五木ひろしが出演。今回、番組に出演した理由と紅白出場の引き際などを語った。意外にも今回がダウンタウンと初共演。これまで何度も「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)などからオファーを受けていたにもかかわらず、五木はダウンタウンとの共演を避けてきたという。
「テレビで見るダウンタウンの振る舞いから『ちょっとボクが出るのはどうかなっていうのが…』と、その共演NGだった理由を語りました。ダウンタウンと言えば、演歌の大御所・北島三郎を始め、梅宮辰夫などの“昭和のスター”たちに対してもツッコミを入れていく、イジっていくというスタンスですが、それが“礼”を重んじる五木の考えとは合わなかったのでしょう。かつて、『演歌なんて歌いたくない』という曲を歌ったシブがき隊に“激怒した”という都市伝説をテレビで認めたこともありましたが、その時も『イジメたわけじゃなく、礼儀は大切にしてもらいたいから』と語っていました」(テレビ誌ライター)
それが一転、共演OKとなった理由について五木はこう語った。
「去年どっかのスタジオでバッタリ会ったでしょ?その時の挨拶がすごく丁寧だったんで、見直したんですよ」
テレビではメチャクチャをやるが、挨拶はキチンとするダウンタウンの姿勢に、共演してみたいと思うようになったようだ。
「コロッケの“ロボ五木”のものまねも認めているくらいですから、イジられること自体には寛大なはず。しかし、それもコロッケのものまね相手に対する“礼儀”あってのこと」(前出・テレビ誌ライター)
番組ではNHK紅白歌合戦の話題になり、松本が「どっかで区切りはお付けになられるんですか?」と紅白の引き際を考えているのか質問し、五木は「ヒット曲が出なくなったら」とキッパリ。
さらに五木は「だって、紅白っていうのは、今でこそ古い歌や代表的な歌を歌ったりするけれど、昔はヒットしなかったら出られなかったから。ぼく、47回出てるうちに40作品歌ってるんですよ」と代表曲に頼るのではなく、多くの曲をヒットさせて紅白に出場し続けていると自負を語る。
これを聞いた松本人志は「それはどういうことですか?ヒット曲もないのに出てるやつがいるっていう…」とひねくれた解釈をして、「ボクに変なこと言わせようとしてる」と五木が難しい表情を見せる一幕もあったが、今後、絡み解禁による別の番組での“攻防”にも期待できそうだ。