日本勢のメダルラッシュに沸く平昌五輪。スピードスケートで小平奈緒選手が日本女子として史上初の金メダルに輝くなど、女子勢の活躍も目立っている。そんな女子選手たちにアイドルファンからも盛んな声援が飛んでいるという。その理由をアイドル誌の編集者がこうひもとく。
「実はアイドルと同じ名前の選手が何人も出場しているのです。まずスピードスケートの佐藤綾乃は、昨年9月に『アップアップガールズ(仮)』を卒業した佐藤綾乃とまったくの同姓同名。そして同じくスピードスケートの神谷衣理那は、『仮面女子』のメンバーでGカップグラドルとしても活躍する神谷えりなと読みが一緒で、アイドルのほうの神谷は本名が“衣里那”なので、『王へん』があるかないかだけの違いです。さらに同競技の菊池彩花は元AKBの菊地あやか(彩香)と読みが一緒で、漢字でも一文字違いに過ぎません」
その佐藤は元ハロプロエッグ、そして仮面女子は“最強の地下アイドル”がキャッチフレーズなので、スピードスケート女子代表にはAKB、ハロプロ、地下アイドルがそろっていることになるのである。そんな五輪の中継を楽しむアイドルファンには、画面からいきなりアイドルの名前が聞こえてきたことに驚いた人も少なくなかったようだ。さらに、女子パシュートで佐藤とチームを組む高木美帆も、女優の高木美保と読みが一緒。そのため「高木美帆が佐藤綾乃に指示」という実況が、まるで芸能人同士のやり取りに聞こえてしまうのも興味深いところだろう。
「下の名前だけに限定すると、アイドル風の選手はさらに増えます。スノーボードの鬼塚雅は『みやび』という古風な名前のため、元Berryz工房の夏焼雅を連想するファンが少なくありません。また同じくスノーボードには今井胡桃と片山來夢がおり、15年に解散したアイドリング!!!で同期だった高橋胡桃と玉川来夢を思い起こします。もっともダブル来夢については読みが“らいぶ”と“らむ”で異なりますし、しかも片山は男子選手なので、『えっ、來夢なのに男!?』と驚く向きもあるとか」(前出・アイドル誌編集者)
そんな平昌五輪では男子選手のほうでも、羽生結弦選手が金メダルに輝いたのと同じ日に、将棋の羽生善治竜王が敗れたことも話題になった。こちらは“はにゅう”と“はぶ”だが、名前の一致が織りなす勝負にはなかなか興味深いものがあるようだ。
(金田麻有)