五輪参加選手たちが過ごす選手村は、競技によって山間部の「平昌」と、日本海に面した「江陵」の2カ所に分かれている。
「スキーやスノーボードなどの選手が泊まる平昌の選手村は、娯楽施設が少なく、床暖房が壊れている部屋もあって不満が多い。急ピッチで準備したため、塗料の臭いが残る施設もあるそうです。一方、運営サイドから選手全員に韓国大手メーカー『サムスン』のスマートフォンが支給され、大会後も返さなくていいので選手たちは大喜び。北朝鮮の選手だけは受け取りを拒否したようですが」(スポーツ紙記者)
選手村で使っている五輪マーク入りの掛け布団も好評で、お土産として“暗黙の了解”でお持ち帰りする選手もいるという。
選手村では、今や五輪の「定番」となったコンドームも配られていた。
「選手村の化粧室にコンドームを入れたカゴを置いたり、競技場などにも用意されています。その数は冬季五輪では過去最高の約11万個。ただし、これは選手一人あたり35個以上という計算になり、はたして使いきれるのかどうか(笑)」(スポーツライター)
試合会場で選手以上に目立ったのは、何といっても北朝鮮から派遣された「美女軍団」だ。2月10日、アイスホッケー女子の南北合同チームの初戦となったスイス戦の観戦に訪れ、
「我々はひとつ!」
などと大声で連呼。謎の美男子のお面をかぶって応援する場面も見られたが、マスコミからの注目度の高さを自覚しているようで、
「取材陣がスチールカメラで撮ったら、『シワが写っていませんでしたか?』と聞いてきました」(韓国メディア記者)
2月15日には、フィギュアスケートペア(フリー)の会場にも姿を見せたのだが‥‥。
「競技開始前から歌ったり国旗を振り回すなど大騒ぎして観客の注目を集めていました。北朝鮮ペアの滑走順は6番目で、一時はメダル圏内にいたのですが、続く(他国の)有力ペアが演技を行うとズルズル後退。他の選手が残っているのに、5位に転落した時点で、いきなり撤収を始めたので会場はちょっとしたパニックに。ガードマンに囲まれながら会場を去る時も統率が取れていて、まるで軍隊の行進を見ているようでした」(日本人観戦客)
2月25日の閉会式まで日本選手団の活躍に期待する一方、「美女軍団」たちの謎の集団行動からも目が離せそうにない。