フジテレビで最大の“不良債権”とさえ呼ばれていた「とんねるずのみなさんのおかげでした」が3月末に終了し、4月からは石橋貴明が出演する23時台の番組がスタートすると発表された。この動きについて、結局は番組を時間変更しただけであり、不良債権の先送りに過ぎないとの指摘もあるようだ。一方で、とんねるずを巡っては新たな問題が生まれているという。
「どうやら、石橋貴明と木梨憲武の間に、本格的な隙間風が吹いているようなのです。もともと二人の仲は決して良好ではなかったものの、これまで番組を介して何とか関係を保っていたようなのですが、その番組が終わることが引き金となっているようです」(業界関係者)
二人が帝京高校出身の同級生であることは有名だが、石橋が野球部、木梨がサッカー部と部活動も異なっており、決して親友だったわけではない。コンビ結成のきっかけも、石橋が同級生の中で最も面白いと思っていた木梨を誘う形であり、出発点からして芸能界で生き抜くためのビジネスパートナーにすぎなかったのである。そのため二人は一貫してドライな関係であり、私生活での交流はほとんどないという。
「石橋のほうは『まだまだ芸能界でやりたいことがある』と意欲旺盛ですが、木梨は個展を開催するなどアート志向が強く、芸能界にまったく未練がないようです。そのため木梨は4月に始まる新番組には全然関心がないようで、今回の番組がとんねるず解散の決定打になるかもしれません」(前出・業界関係者)
木梨にとって9回目の個展となる「木梨憲武展 2018⇒2020」は6月のロンドン開催を皮切りに、今年は大阪、金沢、広島、大分でほぼ隙間なく開催される。どうやらアーティスト木梨はますます、石橋との距離を広げていくようだ。
(浦山信一)