3月2日にラジオ特番「オードリー春日俊彰のオールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)がオンエアされた。同番組は、1月21日開催のイベント「ニッポン放送 オールナイトニッポン50周年 ALL LIVE NIPPON Vol.6〈DAY2〉」で、特番出演をかけてハリセンビーチフラッグで競った結果、春日が優勝。みごと単独出演を勝ち取った2時間のご褒美特番だ。
同局で「オードリーのオールナイトニッポン」を続けて8年。相方の若林正恭が隣にいないのは、初のこと。緊張感ありありでスタートしたが、実は大きな番狂わせがあって春日も大いに動揺していたらしい。言うなれば、初めて知った衝撃の新事実にがく然としたようなのだ。リスナーにこう報告している。
「今日もね、いつもの感じで座ってるブースに近い席に座ろうとしたらね、ディレクターさんが『いやいや、違います。今日は違います。いつも若林さんが座ってるほうの席です』って。『席の違いなんかあるの?自分がいつも座ってる席のほうが、景色も同じだし、やりやすいからいいんだけどな』て言ったら、『いやいや、基本的にはメインの人がこっちの席になってますんで』って言われて。『8年半、じゃあ私はメインじゃないという扱いでやってたのか?』って言ったら、『そうなりますね。だから、メインの人とサブ、サブっていうかザコの席です』って言われて。『なんだ?ザコって言い方』って。『三四郎で言ったら、相田さんが座ってる席です』『確かにザコだな、それは』って。全然そんなこと知らなくて。今日は、メインの席に座ってやってるわけですよ」
世間ではオードリーといえば、押しが強くて出たがりな春日がメイン。若林は「じゃないほう」と呼ばれてきたが、これはどういうことなのか。
「確かにボディービル、フィンスイミング、エアロビクスに挑戦、立派な成績を残すなど、春日の方が活動は派手。ですが、ネタ作りはツッコミの若林がメインで、コンビの頭脳は春日ではない、ということだと思います。ラジオでの進行も実は、聞き役の若林がいて成り立つ。スタッフの指示をガラス越しに確認、瞬時に対応するのに適任なのは、脱線させたがる春日より若林なんでしょう」(芸能ライター)
この日の放送では「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演した際の、春日史上一番スベってしまった自虐話を披露するなど、“落ち込みネタ”が目立った春日だった。
(塩勢知央)