芸能

マツコによる「古参ランナーへの苦言」でピース綾部が救われた!?

 趣味性の強い分野でよく言われる「すべてのジャンルはマニアがつぶす」という格言。もともとはプロレス団体のオーナーが発したセリフとされているが、この言葉にマツコ・デラックスも賛同しているようだ。

 1月30日放送の「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)にてマツコは、インスタ目当てのキラキラ女子がマラソン大会を荒らしているという、古参ランナーによる苦言に反応。

 そういった新規ファンのおかげでマラソン大会が維持できると指摘し、「ヒエラルキーを作りたがるのね、みんな」と喝破。ライトユーザーを排除しようとする風潮に苦言を呈したのである。

 そんなマニアの横暴が今、ニューヨークに拠点を移したお笑いコンビ「ピース」の綾部祐二にも向けられているという。その綾部は2月4日に日テレジータスで生中継された「第53回スーパーボウル」にて、現地アトランタの放送ブースに登場。アメフト芸人としても知られる同期のオードリーとともにゲスト出演を果たした。そのゲスト出演についてスポーツライターが指摘する。

「案の定、マニアからは『綾部いらねえ』『アメフト知らないだろ?』『見る気失せたわ』といった批判が続出。その一方で一般層からは『綾部が元気なのを見られて嬉しい!』『オードリーとの掛け合いがにぎやかで楽しい』といった声も多く、局側が狙っている新規ファンの獲得に貢献できていたのです。そもそも綾部は学生のころからアメフト好きで、ニューヨーク進出後は自腹で試合を観に行っているほど。試合中は悪目立ちしないように言動も抑え、試合中継の邪魔にならないよう配慮していました。それでも綾部がそこにいるだけで文句をつけたくなるマニアたちに対しては、そういう言動こそが、アメフト人気にとっては逆効果だと指摘せずにはいられません」

 今回の中継では副音声にて実況に近藤祐司、解説に村田斉潔と有馬隼人というマニアなら思わずうなる人材を充て、マニアック解説を提供。綾部の声を聴きたくないなら副音声を楽しめばいいだけの話だ。また英語実況を聴きたいなら同じく生中継を放送していたNHK BS1の副音声を選べばよかったはず。このように様々なスタイルでの実況放送が用意されていたにも関わらず、「綾部がいるだけで不愉快」というマニアが、無用なクレームをSNSに垂れ流していたのである。

「これぞまさに『マニアがジャンルをつぶす』の典型。綾部がまったくの門外漢ならともかく、アメフト好きの芸能人が試合中継に参加するのは本来喜ばしいことのはずです。実際、女優の相武紗季がスーパーボウルの生中継ゲストで現地に赴いた時は、不平不安を漏らすファンはほとんどいませんでした。結局は綾部に対する『ニューヨークで何してんの?』という反感が形を変えて表れているにすぎないのでしょう。これはまさにマツコが古参ランナーに苦言を呈したのと同じ構図であり、マラソンやアメフトに限らずマニアは自分の好きなジャンルの発展に気を配るべきです」(前出・スポーツライター)

 マツコの苦言は間接的に、綾部へのエールにもなっていたはず。綾部には今後もニューヨークから現地の雰囲気を伝えてもらいたいものだ。

(武烈徒・布亜撫)

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