10月にニューヨーク移住を果たしたお笑い芸人のピース・綾部祐二が、2月5日(日本時間)に開催される「スーパーボウル」(日テレG+)の生中継にゲスト参加することになった。スーパーボウルは米プロフットボールNFLの優勝決定戦で、現地では視聴率40%を超える全米最大のスポーツイベント。アメフト好きにとっては“一生に一度は生で観たい試合”として垂涎の的になっている。
「アメフト好きの芸人と言えば、日大二高アメフト部出身のオードリーが有名。彼らは10年から同じ局で放送されている『NFL倶楽部』のMCを務めており、今年も8年連続でスーパーボウルの開催地に赴きます。そこに兄の影響で学生の頃からアメフトが好きだったという綾部が合流する形ですね。綾部が住むニューヨークから開催地のミネソタ州ミネアポリスまでは直行便で3時間ほどで、東京から大阪に行く程度の感覚で移動することが可能。しかもオードリーと綾部は同期なので、お互いに気を遣わないで済む間柄なのも都合が良さそうです」(スポーツライター)
その綾部は1月26日放送の「NFL倶楽部」に電話出演。「よっ、日本のスーパースター!」とおだてる春日俊彰に、綾部が「今五番街の夜景を見ながらしゃべっているから」と語ると、若林正恭が「そうなると綾部さんと電話で話しているだけじゃないですか!」とツッコミを入れるなど、和気あいあいの様子だ。ここで綾部はNFCチャンピオンシップ(スーパーボウル出場決定戦)を現地で観戦したと明かし、その盛り上がりぶりを紹介。オードリーから「ただの観光じゃん!綾部さんハリウッドに出るんじゃないの?」と茶化されたが、最後は「じゃあミネアポリスで会おうよ!」と締めくくった。その綾部について芸能ライターが言う。
「スーパーボウルの生中継ゲストを務めるとは驚きましたが、アメフト部出身のオードリーがマニア向けの濃いトークを交わす中、ライトファンの彼が参加するのは中継局の日テレにとっても好都合なのでしょう。スーパーボウルに限らずアメリカロケのテレビ番組は少なくありませんが、キー局でもコスト削減が叫ばれる昨今、渡航費や渡航前後のケアが必要ない現地在住の芸能人は実に貴重。しかも綾部ほど高い知名度を持つ芸能人がアメリカに拠点を置く例はほとんどなく、番組制作側にとってはうってつけの存在です。念願のハリウッド進出は遠のくかもしれませんが、『現地駐在芸能人』としての引き合いは今後ますます増えるかもしれませんね」
他にもハワイ在住の梨花やロサンゼルス在住のYOSHIKIなどアメリカに住んでいる芸能人はいるものの、綾部のように芸能仕事がウェルカムなタイプは意外に少ない。今回のスーパーボウルをきっかけに、綾部の仕事が急増する可能性も十分ありそうだ。
(金田麻有)