もはやにゃんこスターの賞味期限も切れたのか。3月7日に“カフェラテ噴水公園 feat.にゃんこスター”名義で発売されたシングル「Goサインは1コイン」が、オリコンのデイリーランキングで一度も30位以内にランクインできず、惨敗している。しかもファンを巻き込むことにも失敗しているというのだ。
「2月28日にはカフェラテ噴水公園の公式サイトにて『振り付け動画コンテスト』の開催を告知したものの、ユーチューブやツイッターへの動画投稿は数十本程度に留まる有様。2016年のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)から火が付いた“恋ダンス”動画が何千本もアップされていたのとは大違いです」(音楽系ライター)
にゃんこスターのCDが発売された日には、ナンセンスギャグが持ち味の芸人・脳みそ夫もメジャーデビューシングルの「脳みそ夫体操」をリリース。こちらもランク外に惨敗しているが、芸人としての人気ではにゃんこスターに決して劣っていないという。
「脳みそ夫は『こんちわ~す』の決めゼリフに代表される、語尾に『~す』とつける口癖が定番芸。これが最近、子供たちの間で流行り始めています。まさかのメジャーデビューを果たせたのも、レーベル側がその子供人気に注目したからでしょう。彼の強みは誰でも簡単にマネできる決めゼリフを持っていること。特に子供は流行り言葉に敏感ですから、意味もわからず『こんちわ~す!』と連呼する姿が目に浮かぶようです」(前出・音楽系ライター)
ただ、にゃんこスターも子供人気が高く、そのおかげで一発屋に終わらず延命できているという話もあるが。
「子供人気の高さは彼らの持ちネタである『リズム縄跳び』が受けているからではなく、『にゃんこスター』という子供受けする名前が覚えやすいことと、アンゴラ村長が“うたのおねえさん”に見えることによる親しみやすさによるものでしょう。ショッピングセンターでライブをやれば親子連れが集まってきますが、小学校で子供たちがリズム縄跳びの振り真似をする姿を見たことはありません。むしろ高学年の男の子たちが『こんちわ~す』って言ってますよ」(子育て中の女性誌ライター)
どうやらにゃんこスターは、“煮物顔”に代わる「定番の決めゼリフ」を考え出すのが良さそうだ。
(白根麻子)