「布団の西川(西川産業)」といえば、スケートファンにとっては羽生結弦選手のCMでおなじみだが、この春からメジャーリーグに挑み、初打席から続けて2試合連続でホームランを放っているエンゼルスの大谷翔平のファンにとっても注目のメーカーとなったようだ。
「4月1日、エンゼルスとアスレチックスとの試合で、スタジアムのバックネット下に西川の広告が映されたんです。『東京西川』『大谷翔平×AiR 東京西川のエアー』と日本語で書かれていました」(週刊誌記者)
フィギュアスケートの国際試合などでは、日本からのファンや日本の視聴者を意識して日本語の看板が掲示されることは多いが、大リーグの試合で、現地の人々の反感を買ったりはしなかったのだろうか。
「アメリカのネットやマスコミで試合中から話題になり、西川とは何かと注目を集め『西はwest』『川はriver』『メーカー名らしい』などと書き込まれ話題になったそうです。西川は2017年から大谷選手とサポート契約を結んでおり、今後も広告を出していくか検討中だそうです」(スポーツライター)
もっか大活躍中の大谷選手だから受け入れられているが、ちょっとした配慮が必要だという。
「日本語だけの広告は、場合によって反感を買う可能性もあります。例えば、日本のプロ野球のバックネットに、韓国語やロシア語など、読めない文字がでかでかと書かれた広告が掲示されたら、快く思わない人もいるのではないでしょうか。せめて内容がわかる程度の英語をそえるなどの配慮があってもいいと思います」(アメリカ在住の大学講師)
布団のメーカーだけに、アメリカ人の心もやさしく包み込む温もりも、一緒にアピールしてみてはいかがだろう。
(大門はな)