新人ながら実力派ぞろいで女子ゴルフ界からも「黄金世代」と呼ばれる19歳の新人ルーキーの中でも、ここにきて一気にダントツの注目ぶりを集めるようになった三浦。しかし、これまでの歩みは決して順風満帆ではなかった。
「9歳の時に母親の影響でゴルフを始めて、10年には全国小学生ゴルフトーナメントで優勝。さらに17年にはベストアマチュア賞に選ばれるほどのサラブレッドでした。ところが昨年7月のプロテストでは、わずか1打差で涙を飲んだ。というのも、その2カ月前の5月に交通事故にあい、肋骨骨折や頸椎捻挫の重傷を負っていたのを押してテストに挑んだほどコンディションは最悪でした。一時は事故の影響で、スイングが崩れたそうですが、軌道修整をしてより飛距離をアップさせた努力家ですよ」(ゴルフジャーナリスト)
しかもアイドル並みのルックスに加え、天性の明るいキャラクターを発揮してスポンサーも殺到。
「ツアー3年目未満の有望な選手が対象の『メルセデス・サポート選手』に選ばれたほか、大手芸能プロにも所属。まだ未勝利の女子選手としては、異例の扱いです」(広告代理店関係者)
とはいえ、その素顔は、19歳の女性そのものと言っていい。
「もともと女子選手の中では、ファッションやネイルなどにこだわりがあるタイプでしたが、まだ『色気より食気』が勝っていますね(笑)。とにかく御飯が大好きで、アマチュア時代もラウンド中の“もぐもぐタイム”ではおにぎりが定番。先日のアクサレディスでは、母親お手製の牛タン弁当に舌鼓を打っていた。とにかくパワーが身上なので、ラウンド中に時間のない時は移動しながらハンバーガーをほおばる姿を見かけたこともあるほどです」
だが、3月29日から開催されたヤマハレディースでは、大会前日から風邪と花粉症に悩まされ、1日目のプレーを終えて棄権する一幕も‥‥。ゴルフ記者が語る。
「三浦本人は予想外の注目に応えようとしているが、かなりプレッシャーもあるようで、先週からは疲労も蓄積。睡眠も十分取れておらず、棄権前の練習では目が腫れぼったく、桃香スマイルは見られませんでした」
早くも「プロの洗礼」に翻弄される三浦。大ファンの乃木坂46よろしく「インフルエンサー」になった彼女の一挙手一投足にますます注目が集まるに違いない。