「逮捕されたから、ここで終わったということではなくて、今後のことがまた不安でありますので、気持ちは不安定ではありますが、きちんと仕事をすることが私自身、最もやらなくてはいけないことだと思っています」
警視庁の一日警察署長を務めたタレントの菊池桃子が、報道陣の前で、こう、今の心境を明かしたのは、4月5日。東京の新橋駅前で行われた特殊詐欺被害防止のイベントでのことだ。彼女が自身のブログを更新し、ストーカー行為で元タクシー運転手の男が3月31日に現行犯逮捕されたことを明かしたのは2日前。
「男は昨年秋、配車システムのタクシーを利用した際、マスクなどで顔を隠していたにもかかわらず、声で菊池本人だと気が付き、その後自宅を数回訪れ、インターフォンを鳴らすなどストーカー行為を繰り返していたようです」(女性誌記者)
ブログの中で菊池は、〈家族全員、恐怖で眠れない日が続き、不安な毎日を抱えて来た数カ月でした〉と心境を告白した。
「菊池は2012年にプロゴルファーの西川哲と離婚。2人の子供を引き取り育てていますが、長女の左手足に障害があることも2015年、朝の生活情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)にVTR出演した際、打ち明けています。家族を守りたいという強い気持ちがあったのでしょうね」(前出・女性誌記者)
菊池は娘の病気を機に芸能活動と子育ての合間を縫って、法政大学大学院に40歳で入学。2012年に修了すると、その年に母校の戸板女子短期大学の客員教授に就任。障害を持つ人や心に病を抱える人たちの雇用問題に興味を持ち、教育の道に進んだ。さらに2015年には一億総活躍国民会議の民間議員に選ばれるなど、多方面に渡る活躍でも知られている。
「女優としても近年、ドラマ『ノンママ白書』(フジテレビ系)、『定年女子』(NHK BSプレミアム)に出演。今年は4月からスタートする『花より男子』(TBS系)の続編『花のち晴れ~花男Next Season~』(TBS系)にも出演して、杉咲花が演じる主人公の母親役を演じます。高岡早紀とも“美の共演”、49歳の今も、輝きを失っていません。本人は以前『私は恋愛体質じゃないのかな』と話していましたが、アラフィフ美淑女として、そろそろ大人の恋をしてもいい頃なのではないでしょうか。余計なお世話ですが」(スポーツ紙デスク)
ともあれ、ストーカー犯人の逮捕で不安も癒えた菊池。“奇跡の49歳”菊池桃子に再ブレイクの予感である。
(窪田史朗)