4月2日にスタートした、女優の永野芽郁が主演を務めるNHK朝ドラ「半分、青い。」。その初回視聴率が21.8%だったことがわかった。朝ドラ初回視聴率は、13年前期放送の「あまちゃん」から2016年後期放送の「べっぴんさん」までの8作連続20%以上の大台を超えていたのだが、17年前期放送の「ひよっこ」は19.5%と大台割れ。しかし次作となる同年後期放送の「わろてんか」では20.8%と盛り返していた。
「ヒロインが胎児で、しかもCG映像で初回に登場するというのは、1961年に朝ドラが始まってから初めてのこと。朝ドラの初回視聴率は“前作の出来栄えに引っ張られる”と言われていて、『ひよっこ』の初回視聴率が大台割れしたのは、前作の『べっぴんさん』が不評に終わったからではとの説もあるほど。『半分、青い。』の前作に当たる『わろてんか』は、平均視聴率、最終回視聴率ともに大台超えこそしていたものの、作品自体の評判は芳しくないものも多かったんです。視聴習慣はあるものの前作の不評が目立ったからこそ、『半分、青い。』には大きな期待がかかり、CG胎児という変化球的な演出でも好スタートだったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
「わろてんか」の恩恵があったとしても、それは冒頭だけ。これから「半分、青い。」の真価が問われることになる。