1月にイタリアの名門インテルからトルコのガラタサライへレンタル移籍している日本代表DF長友佑都が、大手スポーツメディアより「最も活躍したアジア人フットボーラー」に選出された。ピッチ上のサイドラインを上下に駆け回り、チャンスとあらば積極果敢に最前線へと飛び出す功労者に対して最高の賛辞を贈ったのは米「FOX SPORTS」。こんな内容だ。
〈(7年間にわたる名門インテルでの在籍中に)監督が10人も変更される中、常にサバイバルを乗り越えてきたことはとても興味深い事実である。当然ながらそこには大物の指揮官も含まれていたが、長友はその技術の高さでそういった戦術家を魅了してきた。スタメンから外されることもあったが、その努力を止めることなく、最後には先発への復帰を果たしてきたのだ。言うまでもなく、インテルというクラブで7年間もプレイし続けることができるのは、わずかなすぐれた人間のみに許されることである〉
スポーツライターがこう付け加える。
「これまでヨーロッパで活躍した日本人プレイヤーといえば、ローマやペルージャを渡り歩いた中田英寿や、ハンブルガーでエースに君臨した高原直泰などが挙げられますが、FOXは長友佑都こそが『海外で最も成功した日本人フットボーラー』だと断言しました。得点やアシストなど、その奮闘が数字に表れることの少ないサイドバックというポジションながら、これほどの評価を得られるのはさすがの一言です」
プレイタイム確保のため、現在はトルコという新天地で走り回る長友だが、まだまだ進化を続けるベテランからは今後も目を離せない。ロシアW杯での活躍にも多くの注目が集まることだろう。
(ジェイコヴ)