サッカーというスポーツは手でボールに触れればファールとなり、また、相手選手への暴言行為なども厳しく罰せられる対象となる。もちろん“拳銃をピッチ内に持ち込む”などもってのほかだ。3月29日、世界のメディアが衝撃的なニュースを一斉に報じた。何とギリシャリーグに属するクラブチーム・PAOKのイヴァン・サビディス会長が、「拳銃を腰に挿した状態のままフィールド上に乱入した」として、名門AEKアテネとの試合が中止に追い込まれる非常事態となったのだ。
「サビディス会長は0-0で迎えたゲーム終盤のロスタイムに自チームの挙げた得点が認められなかったとしてその怒りを爆発させると、“物騒なアイテム”を所持していた事実を忘れていたのか、抗議の意を表明すべくピッチ上へと乱入。周囲の護衛が必死に制止を図るも、会長は怒りの形相のままレフェリーへと詰め寄り、その腰にはピストルが挿さっているのがバッチリとカメラに収められてしまいました」(スポーツライター)
事態を重くみた同国サッカー協会はサビディス会長に対し、今後3年間のスタジアム入場の禁止や1300万円以上の罰金処分を下し、PAOKからも勝ち点3の剥奪を決定。同会長が日頃からピストルを携帯しているのかは定かでないものの、奮闘を続けるクラブの足かせとならないように、今後はその振る舞いにも細心の注意を払う必要があるだろう。
(ジェイコヴ)