白塗りのモノマネメイクでブレイク中の野性爆弾・くっきーが、4月2日に放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)に出演、普段は出さない「売れない芸人の現実」を見せた。
「2017年10月に、原宿で個展『超くっきーランド』を開催した際は、3日間で1万人以上が来場するなど大盛況。独特のグロさに、ポップアートのようなセンスが女子高生を中心に支持され、また、インパクト抜群の白塗りのモノマネも、しぐさや表情の追求ではなく、顔に“線を書き入れる”ことで似せるというバカバカしさ、それでいて、大物芸能人に果敢に挑む姿勢が、男女問わずウケています。とはいえ、この斬新さもここ最近になって“ようやく”受け入れられてきたもので、10年以上も仕事のない極貧生活を余儀なくされてきたようなのです」(テレビ誌ライター)
くっきーは当時を「バイトと大手消費者金融で…借金は200万円ぐらいあった」と、苦難の芸人生活を振り返った。
「あまりに芽が出ないため、芸人を辞めようと考えた時期もあったようですが、『ケンコバさんとザコシショウさんが来てくれて、“辞めんなよ、続けろよ”って』と、先輩芸人に励まされ、引退を思いとどまっていたそうです。さらに、『今やってられるのは、芸人が“おもしろい”って言ってくれてたから。お客さんが笑わなくても、ソデに帰ったら芸人が笑ってくれるっていう、それだけで首ついないできた』と、自分を評価してくれている芸人仲間への感謝を語りました」(前出・テレビ誌ライター)
この、風貌にそぐわないエピソードに、ネット上では「くっきーさん本当に好き」「見た目からは想像もつかないほど優しい人」「これからは応援しようかな」などと、好意的な意見が多く寄せられた。
「くっきーは、自身が売れた理由について『歳とってきたら、周りが見えるようになったというか、我慢もせなあかん。やりたくないこともせなあかん』と、仕事に対する意識の変化を挙げました。芸能界とはいえ、やはりトンガリ続けていては、才能があってもなかなか芽は出ないということなのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
継続は力なり。そして、改めて“引き際”の難しさも考えさせられる?