お笑いコンビ・野性爆弾のくっきーが「ORICON NEWS」の発表する「2018年 上半期ブレイク芸人ランキング」で1位に選出されている。
ひょっこりはんやみやぞん、そしてガンバレルーヤといった“今年の顔”を退け、みごと首位に立ったくっきーは、1994年に吉本興業からデビューした「花の13期生」であり、同期にはチュートリアルやブラックマヨネーズ、次長課長といった人気株がズラリと並ぶ。くっきーのブレイクが、同期の中堅芸人に比べ大幅に遅れてしまったのは、ひとえに彼の繰り出すネタが“あまりにも奇怪かつ理解しがたい”との評判によるものだということは明白だ。
「個性派という枠をブチ破るようなくっきーのネタはデビュー当時からあまり変わっていませんが、やはりお茶の間に彼の“シュール芸”が完全に理解されるにはかなりの時間を要しました。ネット上には現在もなお、『どこが面白いのかサッパリわからん』『好きじゃない』『おもしろいと思う前に気持ち悪いと感じてしまった』といった声が並ぶほどで、常に賛否両論と共に生きる芸人。ただし、彼の独特な世界観が詰まった展覧会が催されると連日にわたる大盛況となるなど、熱狂的に支持する層があるのも事実です。今回も10代から40代による投票で1位に輝いており、ようやく“くっきーの時代”が押し寄せているようですね」(テレビ誌ライター)
顔面を白塗りし、タレントの柴田理恵や先輩のダウンタウン浜田雅功といった大御所の顔マネを敢行することでも知られるくっきーのインスタグラムには、今や82万人のフォロワーがひしめき合っている。“好き嫌いが分かれる”スタイルを取ってきた彼だが、今後も斬新な攻めの姿勢を貫いて頂きたいところだ。
(木村慎吾)