今年3月に第1子の妊娠を発表した仲間由紀恵(38)も、女優として大成した今ではアイドル時代のことは触れられたくない“過去”のようだ。
「仲間さんは一時期、『東京パフォーマンスドール(以下・TPD)』に在籍していましたが、中心メンバーではなく、メディアへの登場がほとんどない研修生でした。本人の口からアイドル時代の話を聞くことは、まずありませんね」(スポーツ紙デスク)
一方、同じく人気女優の篠原涼子(44)はこのTPDの中心メンバーだった。いわば前出の「研修生・仲間」を下っ端扱いにしていたせいか、
「グループ内では良好な関係とは言えなかったようで、2人は共演NGと言われています。ちなみに篠原はTPDの前身である『ゴルビーズ』のシングルCDジャケットで初々しい食い込み水着姿を披露しています(笑)」(テレビ誌編集者)
そんな篠原はアイドルとしてデビューして以降、「ダウンタウンのごっつええ感じ」(91年~・フジテレビ系)で過激な体当たりコントに挑戦し、小室哲哉プロデュースで人気アーティストに成長。ブレイクまでにかなりの苦労を重ねたが、最近になってこうしたキャリアの“解禁”に踏み切ったのだという。
「昨夏に放送されたバラエティー番組で突然、TPD時代の話や『ごっつええ感じ』で共演したダウンタウンとのエピソードを明かし、業界内でも話題を集めました」
と話すのは、バラエティー番組を手がける放送作家。続けて、篠原の心境をこう推察する。
「人気女優としての地位を確立できたという自信が“情報公開”につながったのでは。いまだに実現していない小室との音楽番組での共演にも期待したいところですね」
人気女優にとっては、過去のグラドル時代もバツが悪いキャリアと言えよう。
芸能評論家の三杉武氏が語る。
「昨今の女優は人気を得るうえで、昔以上に同性からの支持が不可欠です。他方、セクシーな水着ショットなどを披露するグラドルは男性にウケなければ成立せず、結果的に女性層の反発を招くことになります。つまり、女優として大成するには、グラドルとしてのキャリアが邪魔になるケースも多々あるのです」
その最たる例が、綾瀬はるか(33)だろう。
「グラドルとしてデビューした当初はイメージDVDで、水着姿で縄跳びに挑戦。その爆乳を揺らしまくるなど、肉感ボディを前面に出していましたが、女優転身後は一気に肌の露出が減少しました」(前出・スポーツ紙デスク)
09年に公開された綾瀬の主演映画「おっぱいバレー」(東映)は、その過激なタイトルとは不釣り合いな露出の少なさが、ファンの不評を買ったものだ。