元フィギュアスケート選手・村上佳菜子の評価がテレビ業界でもウナギ上りだ。
「特に女性スポーツ選手がタレントになると、どうしてもスタジオを華やかにする『お飾り』だったり、現役時代の話しか求められなかったり、さらにはスポーツキャスターに転身するしかないなど選択肢は限られてきました。しかし村上は、フィギュア解説も先の平昌五輪でソツなくこなせる一方で、レギュラーを務める『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)では、まだカンペのセリフを噛むことはありますが、それも込みでチャーミング。MCの久本雅美に『ゴリラ』とあだ名をつけられても、すぐゴリラの顔まねをするなど、アスリートだから、という変なプライドはありません」(放送作家)
そんな破竹の勢いを続ける村上の陰で、いたってマイペースなのが浅田真央だ。
「周知のように現役時代は浅田のほうが成績は上でしたが、テレビ的な勢いという意味では、今やすっかり村上に越されてしまいましたね。浅田はそもそも、質問したことにフワフワした答えしか返って来ないという致命的な弱点があった。それに、いつもニコニコしていて、感情がどこにあるかよくわからないところもあり、テレビマンの中には、実は世間的な熱量とは対照的に『引退後も是が非でも起用したい』というところはそこまで多くはなかったんです。そこに来て村上がオールマイティにこなせる逸材として登場。すっかりお株を奪われる形となってしまいました」(前出・放送作家)
そんな浅田は最近出演した「サワコの朝」(TBS系)では、気になる発言をしていた。5月から全国各地の人々に、これまでの感謝を込めたアイスショーを開くと語る流れで、「すべての仕事を終えたら、山に行きたい」と発言したのだ。
「浅田によれば、自然農法や狩りなど、自給自足の生活が将来的な目標のようですね。セミリタイヤの時期も近いかもしれません」(芸能ライター)
浅田の去就も気になるところだが…。
(魚住新司)