フィギュアスケートの浅田真央選手の引退発表を受け、さまざまなメディアに関連ニュースが飛び交っている。改めて浅田の存在感の大きさを認識させられるなか、推測されると紹介された引退の理由の1つに、ファンから「ありえない!」という声があがっている。
「“平昌五輪2枠”が引退理由ではないかという説があったのです。しかし、これは明らかに間違っています。3枠だったとしても結果は同じだったと思いますよ。浅田が復帰したのは平昌五輪で雪辱をはらしたいという思いからでしたし、復帰前には『平昌五輪までゆっくりと進めていきたい』と語り、平昌五輪を目標にしていたのは確かです。しかし、2枠で自分が入る見込みが薄くなったからなどという次元での判断ではなく、やはり故障が大きいのでしょう。もともとの腰痛に加え、膝の痛みで苦しんだ復帰後は練習も思うようにできませんでした。オーバーワークだと言われるほど練習熱心な浅田には不本意の連続だったのです。膝の問題さえなければ、世代交代の波のなかにあっても、十分勝算はあったはずです。それでも、未来永劫戦えるわけではないですし、浅田の決断は立派だと思います」(スポーツライター)
ブログでも「去年の全日本選手権が終わって、それまで自分を支えてきた目標が消えた」と答えているところから推察しても、“五輪2枠”はまったく関係なさそう。
今後は選手としてではなく、エンターテイナーとして、また美しい演技を見せてほしいものだ。
(芝公子)