俗に女性が意中の男性を落とす決め手は「胃袋をつかめ」だといわれる。お笑い芸人のナインティナイン・岡村隆史を落とすのも、有効だったのはこの“胃袋攻撃”だったようだ。
4月12日放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、岡村は胃袋をワシづかみにされてぞっこん参ったエピソードを紹介した。吉本興業所属の芸人は、会社に頼んで楽屋に思い思いのものを差し入れしてもらっている。今田耕司なら、ファッション誌などの様々な雑誌、東野幸治なら、芸能ゴシップ誌などの雑誌が用意されている。岡村の場合は、サラダ。野菜不足の仕出し弁当をこれで補うのだ。
「ところが、岡村が番組で語ったところでは、NHKのある番組に出演した岡村が番組の中でボソッと『サラダ』と言っただけで、次の週からしっかり楽屋にサラダが置かれるようになったそうなんです」(芸能ライター)
それも「何かええやつ」の「しかもええ量のやつ」だとか。もちろん吉本からの差し入れのサラダもあるため、楽屋はサラダだらけになってしまったという。話にはまだ続きがある。
「岡村が強調していたのは、『楽屋に置いてくれ』と番組プロデューサーに面と向かってお願いして手に入れたわけではないのに、サラダが導入される忖度ぶりに驚いたことでした。先々週ぐらいにもNHKスタッフに、食堂にスープがあるかと質問しただけで、楽屋にスープが常備されたそうです。それも5種類もですよ。スープの一件も、NHKの食堂に行ったことのない岡村が軽い気持ちでした質問から、あっという間にラインナップされたものだったそうですから、予算が潤沢な公共放送だけのことはありますね」(前出・芸能ライター)
岡村の「オールナイトニッポン」とNHKの音楽番組「シブヤノオト」が、放送局の垣根を越えてコラボ。5月3日に2局同時生放送という史上初企画に挑む。NHKに胃袋をわしづかみされた岡村、百万馬力の大ハッスルを見せるに違いない。
(塩勢知央)/写真:パシャ