加速する高齢化社会で急増している認知症も、顔診法で判断可能。
「天城流湯治法の理論では、便秘によって大腸にストレスがかかると、その影響で膵臓まで硬くなり、それが認知症を進行させると考えています。便秘になると下唇の左側が上がり、左の側頭部からやや上の部分がいびつになります。そんな症状が出てきたら認知症を疑うべきです」(三浦氏)
三浦医師のクリニックでは、「顔診法」などの東洋医学と西洋医学とを併用して症状を改善させるための食事療法やエクササイズなどもアドバイスしている。
「生まれつき左目だけ下がっているとか、鼻が赤みを帯びているという人もいるし、人種や食生活の違いによって、形状が異なることもあります。ですから極端な話、自分の顔が昨日とどう違うかをチェックしておくことが重要。なんとなく体調が悪いなという時は自分でわかるはずなので、自分の顔がどうなっているのかを知ること。変化した場所に病気が隠れています」(三浦氏)
そのためには、日々自分の体と対話することが大切、と三浦氏は締めくくる。
「私が考える健康な体とは、質のいい血液を作り、それを巡らせ、不要なものをきちんと排出できる状態にあること。これがうまくいかないと体に滞りが生じて、不具合が起こる。体はウソをつきません。自分の体は自分で治す、という気持ちを持ち、体の声や反応に従い、適切に対応してください」(三浦氏)
今日から鏡で自分の顔をチェックしてみよう!