流行りモノもいいが、やっぱり古巣が一番!
元NMB48でタレントの山田菜々が、3月21日に都内で行われた「山田菜々カレンダーブック2018」の発売記念イベントに出席した時のことである。所属事務所の親会社である吉本興業が展開する新アイドルプロジェクト「吉本坂46」について言及した。翌22日には一次審査合格者751人が発表されたばかりだった吉本坂だが、その合格者の中にはNMB時代には小谷里歩名義で活動していた三秋里歩や、高野祐衣の名前も見られている。もちろん吉本興業の子会社に所属する山田も同グループのオーディションを受ける権利はあったものの、山田はあえてオーディションを受けなかったという。そのことについて聞かれた山田は「センター張れるならやりたい」とジョークを話していたものの、最後には「やるならNMBに入りたいな。もう1回NMBがいいなって思います」と、どうせアイドルとして活動するのならば、吉本坂よりも古巣のNMBに復帰したいという回答を披露した。
この山田の返答にはNMBファンから「ちょっとウルっときました」「ななちゃん、本当に好きだわ」「いつでも戻っておいで」といった声が上がるなど、感動するものが続出。坂道グループのファンからも「こういうアイドルは推せるな」「さすが元キャプテンだな。ファンではないが、カッコいいと思う」「NMBも須藤凜々花みたいなやつばっかりじゃなくて安心した」など、山田の決断に好感を持つ者が多いようだ。
「オープニングメンバーとして加入したNMBでは最年長メンバーであり、チームMのキャプテンとして天然キャラながらグループを引っ張ってきた立場。NMBの元キャプテンがAKBグループの公式ライバルである坂道グループにあっさり加入したとなれば、ファンとしては気持ちは複雑ですから、NMBファンは安心したようです。とはいえ、吉本坂も一応、アイドルグループである以上、恋愛禁止というアイドル定番の掟は存在するようですから、積極的に恋愛していきたい山田にとってはそこがネックに感じて受けなかった可能性も高いですよね(笑)。まあ、実際の理由はどうであれ、ファンは山田の言葉に感動したのは事実です」(アイドル誌ライター)
仮にオーディションを受けていれば、センターも夢ではなかったとは思うが、アイドルとしての意地を貫いた山田には拍手を送りたい。
(田村元希)