4月22日、平昌五輪2連覇を遂げたフィギュアスケート、羽生結弦選手の祝勝パレードが仙台で行われた。距離は前回ソチ五輪の時より300メートル延長となり、前日から徹夜で場所取りをするファンもいるなど、集まった人は10万9000人を数えたという。それだけ多くの人が詰めかけたのだから、パレード後の片付けもさぞかし大変だったのだろうと思いきや…。
「これだけの人数なのに、思いのほかゴミが出なかったというのです。それもこれも羽生選手のファンが、ゴミを出さないように、そしてゴミを見つけたら拾って帰るようにと呼びかけあっていたのだそうです。主催者側はゴミ拾いのボランティアを募って、パレードが出発して10分後から、すぐに沿道のゴミ拾いを開始しましたが、100メートル進んだところでも家庭用ゴミ袋で1袋にも満たないほどだったのだとか」(芸能ライター)
4年前のパレードでもゴミは想定より少なかったというが、前回以上の人出が予想された今回のパレード。主催者側は1000人規模でゴミ拾いに備えていたそうだが、いいほうに予想が裏切られたということだ。
「ボランティアはゴミ拾いだけではなく、警備も一般の学生から募集され、1800人の人員のうち460人をボランティアで補ったそうです」(前出・芸能ライター)
ゴミのマナーのみならず、ボランティアという無償の働きにも応募者殺到。羽生選手の偉業を前に、みな真摯な気持ちで臨みたくなるのかもしれない。
(芝公子)