フィギュアスケートの羽生結弦選手が南雲堂「Cool Japan」という大学の英語教科書で取り上げられ、4月からの授業で使われるという。この教科書には、羽生選手のほかにも著名人が取り上げられているという。
「15ある章のうち、今をときめく有名人がたくさん載っています。四大大会での優勝を狙うテニスの錦織圭選手、『お・も・て・な・し』の滝川クリステルに、人気ミュージシャンのきゃりーぱみゅぱみゅなど、今の日本文化を表すテーマ構成になっています」(週刊誌記者)
知名度と国際性を反映した人選のようだ。人以外でも、最先端の話題が取り上げられている。
「ポケモンGOやリニア新幹線、アベノミクス、マイナンバー法、世界遺産としての富士山などが掲載されています。珍しいものではスパイバーでしょう。これは慶應義塾大学先端生命化学研究所のクモの糸研究から生まれた強靱で柔軟な合成クモ糸繊維の企業です。昔は教科書といえばおカタいテーマばかりというイメージでしたが、近年はこうした身近なネタを取り入れて、学生に興味を持ってもらおうとしているのでしょう」(前出・週刊誌記者)
これなら、勉学から離れて久しい中年世代も読んでみたくなるというものだ。
(大門はな)