元TOKIO・山口達也がパーソナリティーを務めていたラジオ番組「山口達也 TOKIO WALKER」(NACK5)の放送終了が5月2日、同局の公式サイトで発表された。同日行われたTOKIOメンバー4人の謝罪会見後にひっそりとアップされた。
〈「山口達也 TOKIO WALKER」終了のお知らせ 毎週日曜日あさ7:00~8:00に放送していました『山口達也 TOKIO WALKER』は番組を終了しました〉という極めて事務的なものだった。
「『TOKIO WALKER』は1996年4月1日に放送開始。NACK5で放送中の全番組中、パーソナリティーを歌手が務める番組として最長寿となる人気を博していました。普通なら、長年のご愛顧に対しての感謝の言葉や後継番組についての説明があるが、いっさいなかったですね。放送23年目ですが、ディレクターとはスタート時からのつきあいで、スタッフも入れ替えなし、まさに番組と二人三脚でやってきたそうです。突然の不祥事に、ショックが大きすぎたんでしょうか」(芸能ライター)
週一の60分番組で、山口はいったい何を語っていたのだろうか。ジャニーズウオッチャーが説明する。
「4月25日に山口が強制わいせつ容疑で警視庁に書類送検されたことが発覚。無期限謹慎となったため、29日の放送は休止され、22日の放送が最後となりました。この日は、間近に迫ったGWの話題からスタート。『ボク、(GW中は)何やってんでしょうね?通常運転です(笑)。多分、ロケ、行ってんじゃないでしょうか』と普段と変わりない多忙な日々を予想していましたね。『鉄腕DASH』を観て、釣りに挑戦したくなったというリスナーからのメールには、これまで体験した釣りの醍醐味を紹介。バンド活動を始めるリスナーにお勧めの楽器を聞かれ、ベースを始めたきっかけを打ち明けるなど、レギュラー番組での体験談を交え、熱く語っていた」
4月15日の放送では、100枚のステッカー目当てにメールを送るようリスナーをあおり、男子としゃべれない中3女子の悩み相談には、しれっと自分もそうだったとし、いまだに女性に自分から話しかけるのは、あんまり得意ではないとぶっちゃけている。4月1日放送では、23年目の放送突入を素直に喜び、支えてくれたリスナーのおかげと感謝の言葉を述べたばかりだった。この頃、報道によれば、山口は「強制キス」の件で警察から事情聴取を受け、事務所にはまだ報告していなかった時期のようだ。おそらく世間に自身のやったことが発覚し大事になるようなことはないだろう──そうタカをくくっていたのではないか。
(塩勢知央)