フェリス女学院出身の経歴を活かして“お嬢さま芸人”として活動し、今春、NHKにディレクター職で入局した女芸人・たかまつなな。
学生時代から政治に関心を示し、全国で政治に関する出張授業を行う「笑下村塾」なる会社の代表を務めていた。副業が禁止されているNHKへの入局にあたって、同社の代表を退いた彼女だが、ここにきて問題が発生している。5月14日に公開したブログで、彼女の代わりに「笑下村塾」の代表に就任した人物が急病になってしまったと告白。
「NHKを辞めるか、笑下村塾を辞めるか」として切迫した状況を明かしている。
ネット上では彼女を心配する声も上がっているが、NHK内部からは厳しい反応が──。
「立ち上げた会社がピンチなのは気の毒ですが、身勝手がすぎて正直、まったく同情できません」と語るのは40代のNHK局員。
「副業禁止の条件を飲んだうえで入局しているにもかかわらず、入社早々に『NHKを辞めるか』なんて悲劇めかして言うのは、同僚にだけでなく、同じ就職活動でNHKに入れなかった人たちにも失礼です」
同局員が怒気を強める。
「あげく、彼女は“NHKをやめなくて済むように”との理由で、ブログ読者に“オンラインサロンのメンバー”になって自分のところにお金を落としてほしいと懇願しているんです。ただでさえ受信料の問題で世間の批判が強い時なのに、NHKを利用して個人の集金活動をしている。開いた口が塞がらないとはこのことです」
この苦言を彼女はどう受け止めるか──。
(白川健一)