佐々木希主演のドラマ「デイジー・ラック」(NHK)が残念すぎると話題になっている。
プライベートでは妊娠を報告し幸福の絶頂にいる佐々木が、ドラマでは恋人にフラれ、勤務先だった会社が倒産するという不幸のドン底から立ち上がるヒロイン・楓を演じることに、ドラマのスタート前から「これは厳しい」との声があった。いざスタートしてみれば、海野つなみによる同名原作漫画では丁寧に描かれていたアラサーならではの心理描写がまったく描ききれていないため、想定以上に酷評されているようだ。
「まず、小学生の頃からの幼なじみ“ひなぎく会”のメンバーを演じる佐々木、夏菜、中川翔子、徳永えりの4人が仲良しに見えません。さらにヒロインである佐々木の棒演技は相変わらずなのにセリフ量が多く、視聴者がドラマの世界になかなか入っていけないようです。また、演技力が高いことで知られる徳永が4人中たった1人の既婚者・えみを演じていますが、原作では丁寧に描かれている夫に対する不安や不満など『心の機微』がカットされているため共感を得にくい。男性経験ゼロのバッグデザイナー・ミチルを演じている中川に至っては、心の声として男性との夜の営みが『未経験』だと何度も言わされるばかりで、こちらも心の機微は全カット。せっかく『ひよっこ』で有村架純の恋人役として注目された磯村勇斗とのキュンとくるシーンがあっても心理描写ゼロではどうにもなりません。唯一、夏菜だけが本人のキャラと重なる肉食系女子・薫を演じているため心理描写がなくてもキャラとして成立することから『生きている登場人物は薫だけ』と民放ドラマスタッフからは指摘されているのだとか」(広告代理店社員)
ドラマ後半戦で逆転劇が起きるか。