一方の正恩氏も米朝首脳会談を千載一遇のチャンスと捉えていた。実は正恩氏も、現在は“プロレス”に目覚めているというのだ。
「4月に行われた南北首脳会談で、韓国の文在寅大統領(65)の手を取って板門店の北朝鮮サイドに招き入れるパフォーマンスを披露しましたが、この行動に関する他国のテレビ報道をビデオ録画でチェックして、おおむね好意的に報じられたことにご満悦なんです。もともと周囲から『バカ』と陰口を叩かれているのではないかと異様に気にしていた反動なのか、南北会談以降、『俺は朝鮮半島に安定をもたらした男としてノーベル平和賞をもらうんだ』と側近たちに漏らしている。世界から一目置かれたいという名誉欲に突き動かされているんです」(外務省関係者)
まずは、どんな手を使っても、トランプ氏とのドリームカードを実現させ、ベビーフェイスとしてのパフォーマンスを世界に披露したいだけというのだ。
実際、華麗なマイクアピールも首脳会談を盛り上げている。
一度はトランプ氏が「北朝鮮が怒りと敵対心を見せている」として首脳会談中止を決意したのは、北朝鮮の崔善姫外務次官による「(『北朝鮮はリビアのように終わるかもしれない』と発言した)ペンス副大統領は愚か者」「いまだ核対核の最終決戦もありうる」との声明がきっかけだった。
過激な文言でアメリカを牽制し、優位に立とうとする北朝鮮だが、キー局の中国総局スタッフはこう解説する。
「これらの声明は、正恩のお気に入りと言われている“暴言スピーチライター”の仕事ですね。ミサイル発射実験を乱発していた昨年、北朝鮮は『日本列島の4つの島を海底に沈める』『悪の総本山・アメリカの土地を全て水葬する』といった過激なコメントを連発していましたが、いずれも同じスピーチライターの“作品”。朝鮮中央テレビのアナウンサーが読むメッセージを推敲しているほか、崔善姫や金桂官といった北朝鮮の外交官のコメントを過激化させる役割も担っている。一説には、南北首脳会談の際、韓国への土産として平壌冷麺を選んだのも、そのスピーチライターの発案だったと言われており、正恩政権で影響力を強めています」
優秀なシナリオライターまで準備しているとは、まさにアメリカンプロレスそのもの。そして肝心の試合ばかりか、早くも“場外乱闘”までが見逃せなくなっているのだ。
「トランプと正恩、両トップの糞便が狙われるというんです。会談が行われるシンガポールで『糞便できる環境』をどうするか、両国とも真剣に対策を練っています」(中国総局スタッフ)
なぜに糞便が狙われるのか。何やら不可解なニオイがしてきた?
「いや、クソ真面目な糞便の話なんです。糞便を回収されてしまうことで、現在の健康状態が相手国に筒抜けになって弱みを握られることを恐れているんです。仮にトランプの糞便が北朝鮮に採取されたうえ、健康状態が外国メディアにリークされ、大病を隠しているとなれば、失脚に直結する。それほどデリケートな問題です。南北首脳会談で板門店を訪れた正恩も専用のオマルを持参したようですが、今回も、両首脳が専用便器を持っていくことになるでしょう」(中国総局スタッフ)
た、確かに、どこにスパイが潜んでいるかもわからないが‥‥。
「盗撮される可能性も考えて、極力“フルチン”にならないよう、厳重な注意が払われるでしょう」(中国総局スタッフ)