人気ユーチューバーのヒカルが、ラスベガスで1億円の一発勝負をしたいとの意気込みを口にした。6月3日に生出演した「リアルカイジGP」(AbemaTV)の放送後、1億円を新作動画に使えるならどうするかという質問に対し、「ラスベガスで1億円、全部使いたいですね。ルーレットのレッドorブラックの一発勝負」と即答したもの。
これまでも競馬で1000万円分の馬券を1点買いして外すなど、動画のために1カ月で4500万円をすったこともあるとの武勇伝を持つヒカル。カジノでは撮影許可がほとんど出ないものの「オーケー出たら結構数字はいきそうですね。ヤバいです」との期待を露わにした。しかしヒカルの野望は決して現実にはならないと、ラスベガス事情に詳しいライターが苦笑する。
「1億円の一点勝負を口にするとは、ラスベガスに行ったことがないんでしょうね。どんなゲームでも各テーブルには掛け金の上限である『マキシマムベット』が設定されており、ラスベガス全体でも最大は5万ドル(約550万円)止まり。ラスベガスの歴史を見ても、ルーレットで最大の掛け金は25万ドル(約2750万円)なのです。これはMTVで2010年に放送された、掛け金12万5000ドルからの3連勝で100万ドルを目指すという実証企画で、最初は当てたものの2回目であえなく外してしまいました。これ以上の金額を一見さんのヒカルが賭けられるはずもなく、彼の夢は夢のままで終わることになりそうです」
これまでも何度か「ラスベガス行きたい」とツイートしているヒカルだが、彼のカジノ経験は国内のカジノバーでとどまっているようだ。そんなヒカルに前出のライターは、1億円一発勝負についてアドバイスする。
「ヒカルにはぜひマカオに行ってほしいですね。今やラスベガスの数倍という巨大なカジノ市場を誇るマカオには何と、1000万中国元(約1.7億円)というマキシマムベットを誇るVIPルームがあるのです。そこでプレーするのは中国本土や香港、シンガポールなどから集結する大富豪たち。さすがにカジノルームでの撮影は不可能だと思いますが、真の“鉄火場”を経験してもらいたいものですね」
なお、ヒカル自身は動画の撮れ高があれば、1億円をスッてもいいとの考えのようだが、「光」には中国語で「使い果たす」や「何も残っていない」という意味もあるとのことだ。
(金田麻有)