1918年にベーブ・ルースが記録した「13勝11本塁打」。100年ぶりの偉業更新に向け、二刀流・大谷翔平(23)には大きな期待が寄せられたが、ここにきてまさかの戦線離脱。二刀流で歴史的な活躍を続けていただけにその衝撃は大きく、グラウンド外にも波紋が広がった。現地・ロサンゼルス在住のジャーナリストがこう話す。
「5月末の時点で、エンゼルスの観客動員数は1試合平均で約3万7000人でした。これはア・リーグ15球団中2番目。ちなみに昨期は3番目で、この躍進は言うまでもなく大谷効果。もし大谷の離脱期間が長引けば、観客動員やグッズ販売にも大きく影響してくるはずです」
株式市場でも「大谷銘柄」への悪影響が表れている。大谷とスポンサー契約を結び「大谷モデル」の腕時計を販売するセイコーホールディングスは、上昇トレンドにあった株価が6月11日に値を下げた。経済誌記者が驚きを交えて続ける。
「エンゼルスとパートナー契約を結びベンチで選手に菓子を提供する森永製菓の株価も、DL(故障者リスト)入りが報じられた6月9日以降、急落の動きが見られた。改めて大谷の影響の大きさを思い知らされました」
気になるのは復帰の時期だ。当初の報道では、最悪の場合、ダルビッシュ有(31)、松坂大輔(37)=現中日=、和田毅(37)=現ソフトバンク=、藤川球児(37)=現阪神=らが受けた靭帯の修復(トミー・ジョン)手術に踏み切る可能性も指摘されていた。そうなると復帰までには1年半以上かかることになる。
投手としての復帰が厳しければ、野手に専念してホームランを量産してほしいところだが…。
6月19日発売の「週刊アサヒ芸能」6月28日号は、新聞やテレビが報じない大谷の本当の「症状」に“肉迫”。完全復活までの仰天シナリオを伝えている。