ブワーン!アフリカのサッカー応援楽器として有名なブブゼラの音。熱戦の続く「FIFAワールドカップ ロシア大会」でも鳴り響く、あのピッチ上の声までかき消しそうな独特の“騒音”。でも、あの音に負けない大ブーイングが、いま日本中にこだましている。
その“ブワーン”なターゲットとなっているのが、タレントの佐藤美希。ホリプロタレントスカウトキャラバン出身の24歳で、今年に入り「Jリーグ名誉マネージャー」に就任したことから、今回、NHKが放送するW杯の試合でスタジオ解説のアシスタントを務め、さらに毎日の結果を伝える「デイリーハイライト」でも重要な役割を担うという“大役”を射止めた。しかし、残念ながら、彼女の仕事ぶりに全サッカーファンが不満と不調を訴え、「今すぐ辞めろ」コールが鳴り響いているのだとか。
「あ然とするほどヘタですね。チーム名も選手名も紙でも呼んでいるかのように棒読み、語尾だけ勢いをつけるという、実は内容をまったくわかっていないことがバレバレなド素人まる出しのしゃべりです。しかも、司会者が話してる時はどこを見ているかわからないような上の空、元日本代表や現役選手などのゲストには『~はどうですか?』という“どうですか質問”の連発。ゲストが“○○に関してですか?”と聞き返すのでいたたまれません。しかも、それに対して彼女は何でもいいといった返事を返す始末。初めて彼女のことを知った視聴者は『この女は誰なんだ?』と怒り心頭です。Jリーグ名誉マネージャーならお飾りでいいのでしょうが、ワールドカップとなると本当にサッカーに詳しく熱心なファンが大勢番組を見ます。ネット上では『今すぐ更迭しろ!』との批判まで浴びせられています」(スポーツ紙記者)
熱戦のハーフタイムや終了後にその余韻を台無しにしているというのが、サッカー通の総意のようだ。〈彼女が映ったらチェンネルを替える〉〈サッカーに興味がなさすぎる。これでW杯の仕事をしちゃいけない〉〈興味なくても少しぐらい勉強しないのか〉〈NHKは最悪の人選〉など、拾い始めたらキリがないほどの大ブーイング。
NHKの受信料を払っているのは国民とはいえ、今さら、日本代表監督じゃないが「更迭」は難しいだろう。もう少しサッカーファンの神経を逆なでしないよう心掛け、この苦境を乗り切っていただきたいものだ。
(飯野さつき)