7月12日に放送された山崎賢人主演のテレビドラマ「グッド・ドクター」(フジテレビ系)の初回視聴率が、11.5%だったことがわかった。フジの木曜ドラマとしては、2年ぶりの2ケタ視聴率だという。
「『グッド・ドクター』は、16年7月期に放送された松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)以来の2ケタ発進となりました。前クール、視聴率は振るいませんでしたが『モンテ・クリスト伯』は、ドラマファンから高評価を受け、また今期は木22だけでなく月9も『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』が2ケタを記録した。そのため、長らく視聴率ひとケタ続きだったフジに復活の兆しが見えはじめています」(テレビ誌記者)
「グッド・ドクター」は、自閉症スペクトラム障害を抱える医者・新堂湊(山崎賢人)を主人公とした医療ドラマである。今回、山崎演じる新堂は、驚異的な能力を持つ一方で、コミュニケーション能力に障害があり、他の医者から暴力を受けるシーンがあったという。
「今回、患者の情報が不確かなまま手術を進めようとした主人公に対し、藤木直人演じる医者が激怒し、突き飛ばすというシーンがありました。この行動に対し、視聴者の間では『暴力を振るうのは医者としてどうかと思う』『突き飛ばすのはやりすぎでは?』『賢人くんが、かわいそう!』と辛辣な意見が飛び交いました。同ドラマは、韓国ドラマが原作となっています。フジは前クールの韓国ドラマリメイク『シグナル』もそうでしたが、韓国の映画やドラマは、出演者が感情的になることが多いため、怒鳴ったり暴力を振るうシーンが頻繁に登場します。『グッド・ドクター』も原作の空気を描くために、過激な描写を取り入れたのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
暴力シーンは、ドラマを盛り上げるための重要な演出かもしれないが、一部、日本の視聴者は引いてしまったようだ。