人気SNSの「Twitter」を運営するツイッター社が7月11日、「フォロワー数の信頼性を高めるための取り組み」を発表。実体のない偽アカウントの凍結を実施したことで、13日には多くの著名人アカウントでフォロワー数の減少が観測された。中には10万人単位でフォロワー数が激減したアカウントもあるという。
「特に話題になっているのが“最強の地下アイドル”がキャッチフレーズの『仮面女子』。グラビアタレントとしても活躍する神谷えりなは116万ものフォロワー数を誇っていましたが、それが71万に減り、実に39%ものフォロワーが偽アカウントだった模様です。仮面女子では他のメンバーも大幅にフォロワーを減らしており、ファンの間では『人気を大きく見せるためフォロワーを買っていたことがバレた』とヤユされています」(アイドル誌のライター)
ツイッターを巡っては以前から「フォロワー売ります」といったサービスが乱立しており、1000フォロワーで数千円が相場。日本語名のフォロワーが人気で、外国人フォロワーだと1万フォロワーで数千円という激安価格もあるほどだ。
はたして仮面女子メンバーのアカウントがこういった「お金で買ったフォロワー」だらけだったかどうかは定かではない。ただ、アイドルの中には、身に覚えがないのに今回、フォロワーが減ってしまったケースがあるという。前出のアイドル誌ライターが指摘する。
「ファンの中には、特典会などの場で『オレの力でフォロワーを増やしてやるよ』と耳打ちしたうえで、ネットでフォロワーを購入し、プレゼントするケースがあるのです。しかし若い女性アイドルはフォロワーが金で買えるとは知らないので、『本当に増えた!お友達をたくさん誘ってくれてありがとう!』と、素直に感謝してしまうんですね。ファンにしてみればたった数千円の出費でアイドルの歓心を買えたうえに感謝までされるのですから、こういった不正行為が横行していました。今頃は少ないフォロワー数がさらに減って、落胆しているライブアイドルもいるはずです」
不正行為によるプレゼントは相手を不幸にするだけ。アイドルのほうも「フォロワーが増える」といった甘言には載せられないように気を付けたいものだ。
(金田麻有)