「週刊文春」がスクープしたAKB48グループメンバーの更衣室が盗み撮りされた騒動。犯人とされた男は芸能事務所の取締役をしていた男だった。
「所属タレントをオーディションに連れて行ったり、踊れないメンバーでもステージに立たせてあげるなど、面倒見がよくメンバーからの信用もあった」(業界関係者)
今回は内部に実行犯がいたわけだが、芸能界ではこれまでにも同様の撮騒動が何度も起きている。
最も話題になったものが、タレント・Kの露天風呂映像だ。芸能人の入浴シーンをうたう映像は少なくないものの、Kの映像は本人である可能性は限りなく高いとされている。
「被害に遭ったとされるKが、突然、語学留学で日本を長期間離れたことも、騒動から逃げるためと言われています」(週刊誌記者)
トイレを狙われたと話題になったのは、当時、人気絶頂だったモーニング娘。である。しかも、盗られた場所がテレビ局のトイレだったことから、徹底した犯人探しが行われた。当時を知る芸能関係者が語る。
「事務所側は絶対に犯人を捜し出すつもりでしたが、結局は無理でした。でも、『見つかりませんでした』では済まないので、現場となったテレビ局を管理責任で訴えるっていう話になったんです。最終的には上層部同士で手打ちしたと聞いています」
その後、同グループでは、トイレに入る時にはペーパーホルダーまでチェックするように指導されているという。
最近は、密室だけでなく日常の生活スペースまでもターゲットとなり得るという。アイドルグループの運営担当者が教えてくれた。
「ファンからのプレゼントで、ぬいぐるみは禁止にしています。中に隠しカメラが仕掛けられている可能性があるからです。他の事務所さんではゲーム機に仕掛けられていたという話も聞いていますし、最近のアイドルでは“禁止プレゼント”のリストがどんどん長くなっていますね」
「最強地下アイドル」として人気急上昇中の仮面女子では、プレゼント品にGPSが入っていたと事務所が発表し、プレゼントの規約を改正したことがある。このように手口は年々巧妙になっているが、心ない卑劣な犯人には厳重な処罰を願いたいものだ。