名古屋の人気アイドルグループ「カモフラージュ」のメンバーが帰宅時に待ち伏せた男に襲われる事件が発生し、全国各地のグループアイドル運営にショックを与えている。
事件は今月中旬に発生したもので、イベント終了後にマネージャーの見送りを受けて帰宅したメンバーの藤本美紀(20)が、自宅マンション内でマネージャーと別れた直後に襲われたのだ。
藤本は4月14日から愛知県芸術劇場で始まる大林素子主演舞台「ソウサイノチチル」にも出演する人気メンバー。犯人の男は1階で帰りを待ち構えていたらしく、藤本とマネージャーが乗ったエレベーターに、脇から突然現われて乗り込んできたという。男が3階で降りたあと、マネージャーは藤本を5階に送り届け、そのまま別れた。ところが、藤本が部屋まで歩いている間に、3階で降りた男が非常階段を駆け上がってきたという。
「藤本は自室のドアに押さえつけられ、口をふさがれそうになったが、大声をあげたそうです。不幸中の幸い、男はそれ以上の凶行を断念し逃げた。被害届を提出し、現在、警察が捜査中です」(スポーツ紙記者)
アイドルを狙ってのこうした暴挙は、後を絶たないという。ベテランの芸能ライターが話す。
「東京でも『仮面女子』のメンバーが、“第二の酒鬼薔薇”を名乗る男から殺害予告を受けた。逮捕まで10カ月かかったのですが、その間、生きた心地がしなかったといいます」
アイドルは増えてもマネージャーの数はなかなか増えない。アイドルの運営にとっては頭の痛い問題だ。