ブロガーで作家のはあちゅうに「キワモノ扱い」された女性タレントが、みごとな切り返しでネット民を感心させた。コトの発端は、艶系男優・しみけんとの事実婚を明らかにしたはあちゅう氏について、爆笑問題の太田光がラジオ番組にて「ろくでなし子と結婚してほしかったな、しみけんは。あとは、ぱいぱいでか美とかね」と口にしたこと。
この発言を受けて当のはあちゅう氏は、自身のツイッターで「爆笑問題さんにとってわからないものは全部キワモノ枠」と反発。ところがこの発言こそがぱいぱいでか美らをキワモノ扱いしているとして、大炎上したのである。そこからの展開についてアイドル誌のライターが指摘する。
「そんなはあちゅう氏に対して、でか美は『はあちゅうさんにとっても「わからないものは全部キワモノ枠」なんだな~』とツイート。相当皮肉の効いた返しですが、当のでか美は自分自身がキワモノ扱いされたことに怒っていたのではなく、はあちゅう氏のツイートに潜む矛盾を鋭く指摘していたのです。そのうえで、はあちゅう氏に対して怒りをぶつけるでもなく、むしろ『爆笑問題さんに名前出してもらえて嬉しい』との喜びを素直に明かしていました。そんな彼女に対して『器が大きい』との評価も飛び交っていますが、むしろ彼女が生まれ持った『物事を怒りで解決しようとしない』スタンスの表われだったのではないでしょうか」
そのでか美は特異な名前からキワモノ扱いされがちだが、本人は至ってマジメな性格で知られている。高校時代からのハロプロ好きが高じてアーティストの大森靖子と交流を持つようになり、大森のプロデュースでCDデビュー。現在は執筆活動や「有吉反省会」(日本テレビ系)などでのテレビタレント業、そしてアイドルからDJと幅広く活動するマルチタレントとして人気を博している。そんなでか美を応援するファンもまた、彼女の性格に影響を受けているようだ。
「この手の騒動では普通なら、でか美ファンがはあちゅう氏に抗議のツイートを大量に送りつけそうなもの。ところがそういった例はほとんどなく、双方のツイートを見比べたうえで、でか美が怒ってないことに納得し、静観している人がほとんどなのです。はあちゅう氏側は一部のツイートを削除したものの、それに対して『逃げやがって!』と憤る声もなく、そんなファンたちを誇りに感じるでか美は争いごとを好まないみずからの性格になぞらえて『ヲタクは推し(の対象者)に似るって本当だよな~』としみじみとつぶやいていました。その結果、炎上騒ぎがほのぼのとした雰囲気で終息を迎えることになったのです」(前出・アイドル誌ライター)
結果として、名前が売れたうえにタレントとしての評価も高まったでか美。ただ、本人は「ラジオかサンジャポに呼んで頂けるように頑張るっきゃないな~」との構えだ。ここはぜひ爆笑問題とのやり取りを見てみたいというファンも少なくないことだろう。
(金田麻有)