ダウンタウンの浜田雅功が7月20日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演し、サッカーへの関心の低さを明かしている。
番組には、先のロシアW杯で2ゴールと大車輪の活躍を披露したサッカー日本代表MF乾貴士がゲストとして登場するも、浜田は収録前に「W杯1ミリも観てへんわ」などとボヤいていたことを共演者の坂上忍から暴露されると、「小学生の頃は2年間サッカーやってたんですけど、すみませんが、野球とサッカーを比べると、サッカーには“わびさび”がないでしょ」とし、“観ない理由”を説明した。
「常にハードに動き続け、試合が止まるのは途中のハーフタイムのみ、というサッカーのシステムに付いていけない層は少なからず存在しますが、それを包み隠さずに乾選手の前で話す浜田に対して、ネット上では『変にサッカー知ったかぶる芸能人よりもこっちの方が好感持てる』『それでもサッカー選手がゲストに来ても話を成立させてしまうのはさすがだと思う』との声が出ています。“にわかファン”どころか、そもそも観ないというスタンスはなかなか公にしづらいですからね」(テレビ誌ライター)
思えば、ダウンタウンは音楽のイメージがほぼ皆無ながら「HEY!HEY!HEY!」(フジテレビ系)の司会も長きにわたって務め上げ、現在でも西川貴教や中居正広といったミュージシャンとは親交が深い。
「音楽に詳しくないからこそ、専門的な分野のトークは避け、ゲストの私生活や人間性などに着眼することで“誰でも理解できる”話題へとシフトさせるのが巧みだったんです。浜田もフジでスポーツ番組を持っていますが、そこでも話題は細かな戦術論などではなく、“誰が嫌い”や“アイツはスゴイ”といった世間話の延長であり、誰でも楽しめるトーク番組に仕上げていますからね。それでいてマニアックなサッカーファンが観ても、普段はアツい選手のプライベートでの柔和な表情が見られるとあって好評なんです」(前出・テレビ誌ライター)
知りすぎることでコアな内容にしてしまってはターゲットが絞られてしまう。「1ミリも観てない」発言の裏には、そんな浜田雅功の司会者としてのポリシーが隠されているのかもしれない。
(木村慎吾)