来年6月から開催されるサッカーのロシアワールドカップ。アジア予選を通過した日本は、抽選により一次リーグでコロンビア、セネガル、ポーランドと対戦することが決定した。
2010年の南アフリカ大会以来の決勝トーナメント進出が期待されている日本だが、テレビ業界で目下の注目は各局が獲得を熱望する“放送権”だ。フジテレビが放送した02年日韓大会のロシア戦で66.1%という驚異的な視聴率となったように、圧倒的な注目を集めるワールドカップ中継。12月15日、各局間でワールドカップ各試合の放送権のくじ引きが行われ、民放では、セネガル戦を日本テレビ、ポーランド戦をフジテレビが放送することに決まった。
世界的スポーツイベントの放送権獲得に両局とも沸き立っているが、セネガル戦を引き当てた日本テレビに関して、サッカーファンから“警戒”の声が上がっているという。
「サッカーファンの間では、日本代表の大事な試合は日テレでやってもらいたくないという気持ちが共有されているんですよ」と語るのはスポーツマネジメント企業関係者。
その理由は「明石家さんまにある」という。
「日テレはクラブワールドカップなどの大きな大会の中継でさんまさんをたびたびゲストに起用しているんですが、さんまさんは日本のチームをまったく応援せず、彼の“海外チームびいき”ともいえるスタンスが大不評なんです。放送権を獲得した日テレに『さんまだけは出すな』と思っているサッカーファンは多数いるでしょうね」(前出・スポーツマネジメント企業関係者)
サッカーファンが警戒する“海外チームびいき”の明石家さんま。果たして日本テレビの判断は──。
(白川健一)