W杯ロシア大会でコロンビア戦に歴史的勝利を収め、さらにセネガル戦でも引き分けに持ち込み、いまだ興奮さめやらぬ日本列島。コロンビア戦の平均視聴率は48.7%(瞬間視聴率55%)をマークしたことがわかり、あらためて熱狂ぶりが明らかになった。しかし一方で「盛り上がるどころか盛り下がる」と酷評の的になっているのが、NHKのワールドカップ公式テーマソング「VOLT-AGE(ボルテージ)」だ。歌うのは男性6人組のロックバンド「Suchmos(サチモス)」。
「19日のコロンビア戦ハーフタイムに、パブリックビューイング会場でもあるNHKホールで生ライブを行ったんですが…『微妙過ぎる』『盛り下がる』といった声が圧倒的でした。文字通りと言うのか、まったくボルテージが上がらず観客はただ突っ立って見ているだけでした」(サッカー誌記者)
NHKのW杯公式テーマソングといえば、2002年のポルノグラフティ「mugen」をはじめ、06年はORANGE RANGE「チャンピオーネ」、10年のsuperfly「タマシイレボリューション」、そして前回大会は椎名林檎の「NIPPON」と、今聞いても当時のハイライトが脳裏によみがえり、否応なくテンションが上がる音楽シーンを代表する名曲が並ぶ。
ところがこの曲は盛り上がりも売り上げも何とも微妙だという。
「6月20日にボルテージが収録されたニューアルバム『THE ASHTRAY』が発売されましたが‥‥デイリーオリコンランキングではけやき坂46に次いで2位。2人に1人が見ていた日本戦勝利の翌日というこれ以上ないタイミングを考えればコケてますよね」(音楽関係者)
実際、ネットにも同様の批判の嵐が並ぶ。「なんやこの歌」「イライラしてくるわマジ」「盛り上がらなさすぎだわこの歌」。さらにはサチモスの公式ツイッターにも「もうちょっと盛り上げる曲書けませんでした?」などの投稿が相次ぐ始末。かくなるうえは、6月28日のポーランド戦で日本代表にグループリーグを突破して頂いてVOLT-AGEマ~ックス! といきたいところだ。