木村拓哉と工藤静香夫婦の次女・Koki,(コウキ)=「o」の上に「‐」=がデビューし、改めて2世タレントに注目が集まっている。Koki,は両親の名前をフル活用し、話題を振りまき注目を浴びたことは記憶に新しい。だが、2世タレントの中には、親の存在を隠してデビューにこぎつけた人も少なくない。ダウンタウン・浜田雅功の長男であるハマ・オカモトもその1人だ。
ハマがベースを始めたのは中学1年年の時。そのおよそ9年後には、日本屈指の名ベーシストとしてその名を広め、2013年6月には、アメリカの老舗楽器メーカー・フェンダー社と日本人で初めてエンドースメント契約を交わしている。楽曲提供はKinKi KidsやHey!Say!JUMP、山下智久といったジャニーズ勢や、星野源、ももいろクローバーZ、平井堅ほか、枚挙にいとまがない。
「ハマさんは、厳しいしつけで育てられました。ファミレスに行っても他のお客さんと一緒に並び、高級食材のウニは高校を卒業するまで食べさせてもらえなかった。さらに、ミュージシャンとして花開く前には、アルバイトでネット番組のADをしていました。この時、よしもと芸人の番組を担当しています」(芸能記者)
バイト時代は、“偉大な父”の存在を隠していた。さらに、初めて音楽レーベルと契約を交わした際も、「売れるまでは父のことを隠したい」という条件をのんでもらっている。
親の七光りではなく、自力でのし上がったハマ・オカモト。世界で通じるベーシストと成り得たウラには、こんな努力があった。Koki,も見習ってほうがいい?
(北村ともこ)