芸能

東京五輪の開閉会式からジャニーズが除外された「決定的な理由」とは?

 2020年に開催される東京五輪・パラリンピックにおいて、開会式と閉会式の演出を総合統括する「チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター」に、狂言師・野村萬斎の就任が決まった。7月30日に大会組織委員会の理事会で承認され、発表されたもの。

 五輪の開閉会式は映画監督の山崎貴氏が、パラリンピックについてはテレビCMなどを手掛けるクリエイティブディレクターの佐々木宏氏が担当。ほかにアーティストの椎名林檎や振付家のMIKIKOら5人も開閉会式の演出に関わる。この人選に関して週刊誌記者が指摘する。

「メンバーの多くは2016年リオ五輪の閉会式で東京五輪のPRセレモニーにも関わっており、順当な人選です。ただ芸能界の一部からは『ジャニーズ事務所が外された』との声もあがっています。ジャニー喜多川社長は東京五輪への参画に強いこだわりをもち、相当な根回しを続けてきたそうですが、それもかなわなかったことになりました」

 日本国内のエンターテイメント業界では圧倒的な影響力と人気を誇るジャニーズ事務所。地元の東京が舞台の五輪とあらば、様々なコネを総動員して五輪に関わろうとしたはずだ。それがなぜ叶わなかったのだろうか。

「ひとつには所属タレントのスキャンダルが影響。特に未成年女性への強制わいせつ事件で書類送検され、契約解除となった元TOKIO・山口達也の一件は致命傷でした。何事も欧米基準で判断される五輪では、未成年者がらみの犯罪はなによりも忌み嫌われます。しかも山口に続いてNEWS小山慶一郎らにも未成年女子との飲酒疑惑が沸き上がり、これでは五輪からはじき出されるのも当然でしょう」(前出・週刊誌記者)

 そんな理由に加えて、たとえ山口らの事件がなかったとしても、そもそもジャニーズは五輪の現場から求められていなかったというのである。五輪では開催国を代表する文化を表現することが重視され、今回も日本の伝統文化である狂言から野村が選ばれたのは当然の流れ。そしてジャニーズを選ぶ理由はまったく見当たらないというのだ。芸能ライターが指摘する。

「ジャニーズは日本国内でこそメンズアイドルの総本山ですが、世界的に見ればほぼ無名の存在。欧米にはそれぞれの人気メンズアイドルがいますし、アジアのメンズアイドル業界はいまや韓流が牛耳っています。欧米でも防弾少年団やEXOのPVを観る機会は多く、アジア諸国では彼らのツアーが大人気。何しろマライア・キャリーの公演よりもEXOのほうが大きな会場で、チケットの値段も高いほどですからね。それに対してジャニーズは日本らしさを表すこともできず、海外では無名なのですから、そもそも彼らを起用する意味も必然性も存在しないというわけです」

 ジャニーズが関わらない東京五輪。残念がるのはジャニーズファンだけなのかもしれない。

(金田麻有)

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