日本バスケットボール協会のエグゼクティブアドバイザーを務める川淵三郎氏のツイッターが話題になっている。アジア大会のバスケットボール男子代表4選手が買春行為と帰国処分について触れ、「新聞記者のとった態度に納得がいかない」「同じ日本人として何故注意してやれなかったのか」と訴えていた。
「川淵さんがバスケ選手を庇ったのは、本心ではないと思います。協会側の人間として擁護してやらないと、当該選手たちの今後に影響すると判断したからです。国内初の競技麻雀のプロリーグの最高顧問にも就いた川淵さんですが、さらに発言力が高まりそうですね」(体協詰め記者)
競技麻雀の最高顧問に迎えられたのは、Jリーグに続き、バスケットボール・Bリーグを軌道に乗せたからだが、一方で、野球との“相性の悪さ”は変わらないようだ。実は、前述のツイート以上に注目されているが、バッティングセンターの話だという。
「お孫さんに誘われてバッティングセンターに行ったら、前に飛んだのは1球だけ。中学時代は野球部だったと話していましたが、全然ダメだったみたいで」(前出・体協詰め記者)
川淵氏といえば、Jリーグのクラブの在り方を巡って、ナベツネこと渡辺恒雄・読売新聞グループ代表取締役主筆とやり合っていた。
今日のJリーグを見れば、「プロ野球の巨人のような特別なチームはいらない」とする川淵論は正しかったわけだが、バッティングセンターでナベツネとの激論も思い出したのかもしれない。もっとも、今回のバスケ選手の擁護発言だが、度が過ぎると、別の新聞社も敵に回すことになりそうだが…。
(スポーツライター・飯山満)