関西国際空港が高波で水没するなど、四国や近畿地方を中心に大きな被害をもたらしている台風21号。9月4日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では大阪・読売テレビの制作とあって、いつにもまして熱心に台風情報を伝えていたが、その番組中に司会者の宮根誠司が不愉快な言動を連発し、視聴者からの大ブーイングを浴びせられたという。
この日は同番組でレギュラーを務める気象予報士の蓬莱大介氏がほぼ出ずっぱりで出演し、台風についての情報を提供。現地からの映像も交えて緊迫した様子で最新情報を伝えていた。ところが蓬莱氏が状況を説明している最中にも宮根がちょくちょくと口を挟み、肝心の説明が聞こえなくなるなど、番組の進行を妨げていたというのだ。テレビ誌のライターが指摘する。
「たとえば関空の滑走路が海水に覆われた場面では、蓬莱さんの説明をよそに『滑走路に船がある!』と半ギレぎみに絶叫。また『ここ飛行場ですよね?』と確認する蓬莱さんに、『空港やから当たり前やん!』と意味不明の怒りをぶつける始末です。さらには大阪市内を流れる淀川が増水し、蓬莱さんが『淀川の近くの方は逃げてください』と呼びかけているのに、一人で勝手に興奮して『こんな淀川見たことあります!?』とどうでもいい感想を被せるという司会者にあるまじき姿を露呈していました。そんな宮根に嫌気がさして『もうNHKにする!』とチャンネルを替える視聴者が続出。中には『そんなにしゃべりたければお前が現場中継に行け!』という怒りの声もあがっていましたね」
その宮根は以前から、蓬莱氏に対してのアタリがキツイと言われていた。それは宮根なりの愛のムチなのかもしれないが、視聴者の目には単なるパワハラに映っているということをわかっていないだろうか。
「しかも共演者をイジる余裕のある平常時ならともかく、台風直撃という緊急時にもそのパワハラぶりが止まらないのですから開いた口がふさがりません。今日の視聴者はほぼ全員が『蓬莱さん、頑張って!』という心境だったことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
台風21号は日本海に去ったが、宮根という“厄介な台風”は「ミヤネ屋」に居残り続けるようだ。
(金田麻有)